その灯火が消えるまで


「……最後まで、あいつを見続ける……って」



「………… ‼ 」


灯理がさらに目を見開いて、俺を掴んでいた両手を下へ下ろす。



「……ゆうちゃん、が?おまえを?」



呆然と、足元を見て。


ゆっくり、ゆっくりと顔をあげる。




「……灯理?」



そして。




ギッ!と、俺を睨み付ける。



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