その灯火が消えるまで



『貴也、蛍太郎!』


2年前に僕を助けて、それから僕を楽しそうに呼んでくれたあの子も、もういない。



1年前から、会っていない。



ご主人も1年前の今頃くらいから、元気がなくなった。




きっと、あの子が死んじゃったから。









< 399 / 413 >

この作品をシェア

pagetop