その灯火が消えるまで
「え?」
「貴也だってもう、私の好きなもののひとつ。
…………笑ってほしい人の、ひとり」
結灯は、笑う。
「…………………」
結灯はくるっ、と前を向いて。
「さっ!ということで、バーベキューだ!
貴也くんには馬車馬のように働き、
七福神の恵比寿さまのようにお腹が大きくなるくらい、食べまくってもらうよ!」
「………はあ?! 」
なんだよ!
ちょっといいこと言うなぁとか思ったじゃねーか!
人が感心した途端にこれかよ?!
と、俺がガッカリしてると。