その灯火が消えるまで



二度と見たくない。

二度と会うもんか。


次に声を聞いたときは、
冷静ではいられないだろう。





そう思ってたけど。



「………今さら、何の用?」


自分でも意外なほど、自然に話せた。




なんだ。

俺、ちゃんとやれてるじゃん。




少しだけ、安心したのに。





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