その灯火が消えるまで
<……ごめんなさいっ!>
電話口から聞こえたのは、謝罪。
<私が、臆病だったからいけなかったの!
本当に本当に、ごめんなさい!
取り返しのつかないことしたって、
わかってる!
ずっとずっと、後悔してたの!
貴也がいなくなってから………>
ナニ
ナンデ
ナンデキュウニアヤマッテクルンダ
<……貴也、戻ってきて!
私今度こそ貴也を選ぶ!
私、やっぱり貴也のことが好きなの!>
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