その灯火が消えるまで
「お前のパス、今日キレッキレだったぜ」
「ふふん。お前のゴールもだろ」
「「……………………ははっ!」」
「お前らほんっっと仲いいなー!」
「まあ、俺らお前らいなかったらこんなに点取れてないよな」
仲間たちが次々に声をかけてくる。
「別にお前らだっていなきゃ、俺らゴールにすらたどり着けねぇよな」
「うん。みんなの力だよね」
そう言ったあとに、幹歩が言う。
「でも、俺たちが仲いいのは仕方ないよね」
「………まあな」
「「幼馴染みだしな」」