その灯火が消えるまで



これは、俺が中3の時。


同い年の篠原幹歩(しのはらみきほ)は
俺の幼馴染みで、親友だった。


確か、小学生の時にサッカー広場で出会ったのがきっかけで仲良くなった。



俺たちは学校の成績もほぼ同じで、同じサッカー部。


高校も同じところにして、

偏差値も高くてサッカーも強いK高校にしようってなって、


受験して無事合格。



それからは勉強にサッカーに。

二人でまさに『切磋琢磨』な日常を送っていた。



たまたまだけど。

俺も幹歩も顔は整っている方。


成績も常に上の方だし、

友達も多かったし、先生受けもよかった。



だからか、女子にもちょっと……いや、
だいぶモテた。



< 91 / 413 >

この作品をシェア

pagetop