truth




「分かってるよ。そう…怖い顔すんなよ。」


俺の顔を指さし話を続けた



「言い訳はするつもりない。今日は…謝りに来た。」



-------ザッ




「傷つけて…ごめん。」




あいつは俺の前で土下座をしてる




「…何で俺なんだよ?俺じゃなくてお嬢様にだろうが!」



「…あぁ。そうだな。でも約束破ったから。」




「泣かせない…って?」



「…破っちまった。」



「俺がお前を許せないのは、お嬢様を放置してるからだ。」




「…放置。」



「謝りにも来ずに…ずっと。お嬢様…まだお前のこと待ってる。」



「…何でだ?俺はコトを傷つけたんだぜ?」




「…簡単だよ。」




< 120 / 141 >

この作品をシェア

pagetop