私、実は…。
男「いりませんよ。」

マスター「はい。オラ」

男「ん。。なんすか、これ。。!!?いや、これ、ん?!!火星行き宇宙列車??!!なんすかこれは?!!」

マスター「手が込んでるだろう?」

男「手が込んだ嘘はやめてくださいよっ」

マスター「嘘じゃないよ。。ファンタジーだ。」

男「嘘じゃないすか。」

マスター「嘘嘘いうんじゃないよ。人を嘘つき呼ばわりみたいに。」

男「嘘つき呼ばわりしてるのは、僕ですよ。」

マスター「ピノキオになんぞ。」

男「それは、あなたですよ。」

マスター「じゃ、君はゼペットじいさんかよ。」

男「俺は髭が生えてねぇだろうが!今の否定の仕方、おかしかった!!」

マスター「どうだ?ちょっとは、元気出てきたか?」

男「フン、なんですか、悟ったように。。何様のつもりなんですか。マスターの分際で。。」

マスター「そうです。わたすが、マスターです。」

男「いやそれ、変なおじさんのテンションでしょ」

マスター「まあね。」

男「まあねじゃないっすよ。これ、色鉛筆で、綺麗に描いてんなぁ。いつ描いたンすか。」

マスター「ん?暇な時だよ。これはだけど、本物だからな。」

男「ん?!本物?!な、なにを言うとるんですか?」

マスター「マスター、割りと嘘いわなぁい」

男「いや、のっぴきならんヨ!」


おわり
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