恋の音はすぐそばに
…あ、そういえば。
「巽先輩はどうしてここにいるんですか?」
今は昼休み。
普段ならここでサッカーしているのに…。
今中庭いるのは私と菜緒先輩だけ。
サッカーやらないのかな?
でも菜緒先輩はここにいるし…。
「紫緒が今日は呼び出しされてるから。それより名前!」
「え?」
名前?
「巽先輩っていうのは他人行儀すぎるよ?僕たちはもう友達なんだから!」
と、友達っ?!
いつの間に…。
でも…嬉しいっ。
「じゃ、じゃあ…な、菜緒…先輩?」
「先輩はいらないけど…今は許す!」
〝今は〟?
少し気になるけど…今はいいや。
「では改めて!天音ちゃん、よろしくね!」
「はい。よろしくお願いします、菜緒先輩」
恋占いの結果は〝嫌い〟だった。
だけどそれは菜緒先輩と友達になる前の話。
可能性は低いけど、少しでも〝好き〟になってもらえるように頑張ろう。
「巽先輩はどうしてここにいるんですか?」
今は昼休み。
普段ならここでサッカーしているのに…。
今中庭いるのは私と菜緒先輩だけ。
サッカーやらないのかな?
でも菜緒先輩はここにいるし…。
「紫緒が今日は呼び出しされてるから。それより名前!」
「え?」
名前?
「巽先輩っていうのは他人行儀すぎるよ?僕たちはもう友達なんだから!」
と、友達っ?!
いつの間に…。
でも…嬉しいっ。
「じゃ、じゃあ…な、菜緒…先輩?」
「先輩はいらないけど…今は許す!」
〝今は〟?
少し気になるけど…今はいいや。
「では改めて!天音ちゃん、よろしくね!」
「はい。よろしくお願いします、菜緒先輩」
恋占いの結果は〝嫌い〟だった。
だけどそれは菜緒先輩と友達になる前の話。
可能性は低いけど、少しでも〝好き〟になってもらえるように頑張ろう。