恋の音はすぐそばに
…何か怒られてる?
あ、紫緒先輩に頭を叩かれた。
叩かれたというのに菜緒先輩は笑顔のままで。
何で笑ってるんだろう?
痛くないのかな?
そんなことを思ってると、紫緒先輩にまた頭を叩かれて。
今度のは痛かったのか、菜緒先輩がすごい顔で怒ってる。
「ふふっ」
…面白いのに。
先輩と話せて嬉しいのに。
なぜか虚しくなるんだ。
友達になる前は見つめるだけでよかった。
楽しそうに紫緒先輩や友達といる菜緒先輩を見ていると、私まで嬉しくて。
悲しいこと、辛いことも吹っ飛んでしまう。
だけど…菜緒先輩と友達になってしまったから。
話してしまったから。
笑い会えたから。
自分だけを見て欲しくなってしまった。
友達なんて物足りない。
だけど先輩を振り向かせるほどの魅力は私にはないから。
恋人なりたいのにそれは叶わない。
「ははっ。つらいなぁ…っ」
あ、紫緒先輩に頭を叩かれた。
叩かれたというのに菜緒先輩は笑顔のままで。
何で笑ってるんだろう?
痛くないのかな?
そんなことを思ってると、紫緒先輩にまた頭を叩かれて。
今度のは痛かったのか、菜緒先輩がすごい顔で怒ってる。
「ふふっ」
…面白いのに。
先輩と話せて嬉しいのに。
なぜか虚しくなるんだ。
友達になる前は見つめるだけでよかった。
楽しそうに紫緒先輩や友達といる菜緒先輩を見ていると、私まで嬉しくて。
悲しいこと、辛いことも吹っ飛んでしまう。
だけど…菜緒先輩と友達になってしまったから。
話してしまったから。
笑い会えたから。
自分だけを見て欲しくなってしまった。
友達なんて物足りない。
だけど先輩を振り向かせるほどの魅力は私にはないから。
恋人なりたいのにそれは叶わない。
「ははっ。つらいなぁ…っ」