恋の音はすぐそばに
ち、近いですっ!先輩っ!!


一緒に食べれるだけでも心臓爆発しそうなのに爆発2連発ですよっ!!


そんな私の様子に気づかない先輩は、鼻歌をしながらお弁当を食べ始めている。


意識してるのは私だけみたいです。


「…あ、そうだ。天音ちゃんって明日の放課後ヒマ?」


「え?明日ですか?」


明日…?


「予定はないです。どうかしましたか?」


「ん、明日一緒に出かけないかな?って思って」


えっ?!


それって…お誘いですか?!


ま、まさか先輩から誘われるなんて思ってもいなかったから…。


本当に油断しましたっ!


顔真っ赤なのを隠すように視線を中庭へと移す。


「先輩がいいなら…」


「じゃあ、決定♪明日教室まで迎えに行くから帰っちゃダメだよ?」


「はい!」


それから2人でお話をして、教室に戻るときは笑顔でまた明日って。


それが彼氏彼女みたいですごく嬉しかったんだ。



< 23 / 51 >

この作品をシェア

pagetop