桜龍
リクエストして欲しかったなぁ…

まぁ、ゆうくんにでも決めてもらおう…

――ガタン

音のする方を見れば、眠そうなゆうくんが立っていた

『おはよう、ゆうくん』

トテテテ

ポフッ

「ママ、おはょう…」

まだ、眠そうだなぁ…

抱きつきながら目を擦りながら

「おにいちゃん、おはよう」

涼に挨拶した

涼も笑顔で

「おはよう、ゆうくん!」


さてと、

『ゆうくん、お顔洗って、服着替えて、ママとお料理しようね』

こう言えば、

「あーい!」

嬉しそうに笑って起きてくたみたい

『じゃあ、涼も一緒に行こうか。』

さすがに、調理場に一人残すのは気が引けたので…

「了解」

ゆうくんの手を引き、洗面所へ着いた

ゆうくんの背でも届くように台を置いてあげて抱っこして乗せてあげた

『はい、ゆうくん。お顔洗おうね』

ゆうくんが顔を洗ってる間にタオルを出してあげて、拭いてあげ、ゆうくんの部屋へ移動した

『どんな服が着たい?』

前は適当に選んだけど…

「なんでもいいー!」

そう言うと思ってたよ…

仕方ないと思い、タンスを開けた

さすが、みなくん

前も思ったけど、センスのいいものばかり揃ってる

迷いながらも、動きやすくてカジュアルなものを選んでいった

『よし、お着替えしようね』

ゆうくんに、選んだ服を渡し着替えさせた

今回は、少し緩めのジーンズに、Tシャツ、少し肌寒いから風邪を引いてしまうと思い、薄手のパーカーを着せた

「紘ちゃん、センスいいね!」

涼に褒められた

『あたしがじゃなくて、みなくんだよ!』

でも、これじゃあ少し寂しいかな…?

何かアクセサリー的なものないかな?

見つけたのはチェーンの飾り

これなら、右腰当たりに付けてあげればカッコよくなるかな?

そう思って付けてあげた

『これで、どう?』

「うん!これでいい!!」

嬉しそうに姿見で見ているゆうくん

普段はしない格好だろうな…

「いつもゆうくんの服って湊人さん?」

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