桜龍
何?
『あの子になにかあったの?』
「いえ、お風邪を召してしまわれまして…」
風邪?
『それって、大丈夫なのよね?』
連夜くらいの年の子の風邪はただの風邪ではなかったりする
「はい、医者にも見せましたか安静にしていれば大丈夫とのことでした。」
ほっ
安堵した
「ですが、來一様と遊ぶと言って安静にしていただけなくて…」
今のあの子は遊びたい盛り
歩けるし、喋れるし
『今、近くにいる?』
ここは、あたしが言わないと…
「はい、変わります。」
まったく、あの子は
「連夜様、お母様からお電話ですよ!」
電話口から霜月の声が聞こえる
「ママ!!」
連夜だ
『連夜、ちゃんと霜月の言うことを聞かなきゃダメでしょう!!ママとの約束は?』
「だって…」
たくさん遊びたいのはわかる
『だってじゃないでしょう!霜月を困らせちゃダメ!ねっ!元気になったら遊んでもらいなさい。わかった?』
うー
連夜が渋ってるのがわかる
『そっかー、連夜はママとのお約束守れないんだねー!』
あたしが遊んであげられない分どうしても、遊びたいのはわかる
でも、いくら健康の子でも風邪をひいたら、安静にしててほしい
あたしが悲しそうにいうと
「守れるもん!!」
反発してきた
よし!これは、かかった
『じゃあ、霜月の言うこと聞けるよね?だって、連夜は、ママとの約束守れる子だもんね!』
あたしが、そう言えば
「わかった…守る」
小さい声で了承した
『それでこそ、ママの子だねー!霜月に変わって!』
さてと、明日のことを伝えよう
「わかったー!しーくーん!」
いやいや、電話口で叫ばなくても…
「ママからー!」
これまた、電話口から聞こえる
「はい、変わりました。」
あぁ、霜月か
『これで、大丈夫のはず。もし、また安静にしてなければ、あたしとの約束のことを、言えば大丈夫!頼んだよ!』
さすがに、約束して破ることはしない子だからいいとは、思うけど
「わかりました。」
あっ!そうだ!!
『明日、帰るわ!やっぱり心配だしね!それに、組長にもこっちでの生活が落ち着いたことも伝えたいし』
いくら風邪でも心配なものは、心配だしね
「わかりました。お迎えにあがります。何時にどこへ行きましょうか?」
そうだな…
とりあえず、涼に連絡してから伝えないとな…
『また、後で伝えるわ!』
あの勘のいい涼がいるんだから、細心の注意を払わないと…
「かしこまりました。では、後ほどのご連絡をお待ちしております。」
『うん、じゃあ、とりあえず切るね!』
「はい。」
――ピッ
さてと、涼に電話しますか…
――プルルルルル
――ピッ
「どうしたの?」
おっ!出たね!
『あっ!あのね、明日地元に帰ることになったから、迎えいらないよってさっき、伝え忘れちゃって…』
「あっ!そうなんだ!なら、駅まで送るよ!何時に紘ちゃんちの近くのコンビニに迎えに行こうか?」
えっ!
『大丈夫!家族が迎えに来てくれるって!』
頼めばここまで来てくれる
「紘ちゃんちは、遠いんでしょ?だから、ご家族の方には最寄り駅に迎えに来てもらった方がいいんじゃない?」
『あの子になにかあったの?』
「いえ、お風邪を召してしまわれまして…」
風邪?
『それって、大丈夫なのよね?』
連夜くらいの年の子の風邪はただの風邪ではなかったりする
「はい、医者にも見せましたか安静にしていれば大丈夫とのことでした。」
ほっ
安堵した
「ですが、來一様と遊ぶと言って安静にしていただけなくて…」
今のあの子は遊びたい盛り
歩けるし、喋れるし
『今、近くにいる?』
ここは、あたしが言わないと…
「はい、変わります。」
まったく、あの子は
「連夜様、お母様からお電話ですよ!」
電話口から霜月の声が聞こえる
「ママ!!」
連夜だ
『連夜、ちゃんと霜月の言うことを聞かなきゃダメでしょう!!ママとの約束は?』
「だって…」
たくさん遊びたいのはわかる
『だってじゃないでしょう!霜月を困らせちゃダメ!ねっ!元気になったら遊んでもらいなさい。わかった?』
うー
連夜が渋ってるのがわかる
『そっかー、連夜はママとのお約束守れないんだねー!』
あたしが遊んであげられない分どうしても、遊びたいのはわかる
でも、いくら健康の子でも風邪をひいたら、安静にしててほしい
あたしが悲しそうにいうと
「守れるもん!!」
反発してきた
よし!これは、かかった
『じゃあ、霜月の言うこと聞けるよね?だって、連夜は、ママとの約束守れる子だもんね!』
あたしが、そう言えば
「わかった…守る」
小さい声で了承した
『それでこそ、ママの子だねー!霜月に変わって!』
さてと、明日のことを伝えよう
「わかったー!しーくーん!」
いやいや、電話口で叫ばなくても…
「ママからー!」
これまた、電話口から聞こえる
「はい、変わりました。」
あぁ、霜月か
『これで、大丈夫のはず。もし、また安静にしてなければ、あたしとの約束のことを、言えば大丈夫!頼んだよ!』
さすがに、約束して破ることはしない子だからいいとは、思うけど
「わかりました。」
あっ!そうだ!!
『明日、帰るわ!やっぱり心配だしね!それに、組長にもこっちでの生活が落ち着いたことも伝えたいし』
いくら風邪でも心配なものは、心配だしね
「わかりました。お迎えにあがります。何時にどこへ行きましょうか?」
そうだな…
とりあえず、涼に連絡してから伝えないとな…
『また、後で伝えるわ!』
あの勘のいい涼がいるんだから、細心の注意を払わないと…
「かしこまりました。では、後ほどのご連絡をお待ちしております。」
『うん、じゃあ、とりあえず切るね!』
「はい。」
――ピッ
さてと、涼に電話しますか…
――プルルルルル
――ピッ
「どうしたの?」
おっ!出たね!
『あっ!あのね、明日地元に帰ることになったから、迎えいらないよってさっき、伝え忘れちゃって…』
「あっ!そうなんだ!なら、駅まで送るよ!何時に紘ちゃんちの近くのコンビニに迎えに行こうか?」
えっ!
『大丈夫!家族が迎えに来てくれるって!』
頼めばここまで来てくれる
「紘ちゃんちは、遠いんでしょ?だから、ご家族の方には最寄り駅に迎えに来てもらった方がいいんじゃない?」