桜龍
たぶん、來一が使っている部屋にもたぶん1式の家具はあるだろうけど

その人によって必要な家具などはあるだろう

「や、別に今の部屋で不自由ないから必要ないよ!」

そんな訳ないよ

だって、ゲストルームにあるのは、ベット、タンス、クローゼット、デスクセット

それだけだ

ハッキングの仕事を、するやつにはまだ必要なものがある

『ダメだ!仕事のための環境はしっかりしないと!』

失敗でもされたら、後始末が面倒なんだから

「そうだな…仕事環境は、しっかりしねぇといけねぇよな…うん、わかった!霜月さん、今度買いに行きたいので付き合って下さいね!」

霜月に向き直りそう言った

「はい、もちろんです。」

來一の件もこれで大丈夫だし連夜は、いつの間にか寝ちゃってるし…

「あちゃ、連夜寝ちまったか…」

連夜を膝の上に抱えているので自由に動けないなぁ…

『部屋で寝かせてあげようかな?』

「このソファーで寝かせてやれよ!起きてお前が居なかったから悲しむだろ!」

そっか…そうだよね…

いつも一緒にいてあげられない分ここにいる時は、目の届く範囲に居てあげたい

『そうする、霜月!』

霜月は、あたしが言いたいことをすぐに理解して

「はい、ただいま準備いたします。」

そう言って、リビングを出ていった

「何を準備するんだ?」

『連夜をソファーで寝かせるからそのための枕とかけるもの!連夜を移動出来たらお茶にしよう!』

重たくはないが動き回ると起きちゃうだろうし…

「紘様」

霜月が戻ってきた

連夜を起こさないようゆっくりソファーに移動させた

「さて、では、奥様から果物を頂きましたのでお菓子を作りますね」

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