桜龍
白龍と出会い
教室を出たのはいいんだけど…
早く帰りたいのも事実なんだけど…
転校初日はさすがにこの学校の広さに嫌気が指した
広いな…なんで、こんな広いんだ?
歩いても門につかないし、いろんな奴が喋りかけてくるし、返事するのがめんどいから無視してるけど…
もう!!階段探そう!そして、下に行こう!!地下なんてないだろうし!
よし!
おっ!階段発見!!
は、いいんだけどもね…
階段の踊り場でケンカしてるよ…通れないよ、君たち…
しかも、6対1なのに、6人ボロ負けしてんじゃん!
なるほどね、1人の赤毛のやつはケンカの型がしっかりしているから強いのか…
対して、6人の方は…
なんともお粗末な動きだし、そりゃ負けるわ…
ケンカ評論家のように見ていたら、6人の内1人があたしに気づいた…
おっ!通してくれるのか!!
「おい!女がいるぞ!」
「あっ!ほんとだ!しかも、美人じゃん!」
ん?あれ?もしかして…これって…
「こんな子そうそういねぇよな!」
「あぁ、連れてこうぜ!!」
おい、1人相手に負けてたヤツらが何急に生きがってんだよ!
1人があたしの腕を掴んできた
『ちょっ!何?触んないで!』
チッ
気持ち悪いな…
「強気なのも美人だからだな!」
チッ!この野郎ども!
あたしが殴ろうとしたら
「おい、その女離せ!」
さっき、6人相手に余裕で勝っていた赤毛でウルフカットの男が言った
殺気がヤバいけど、あたしにとったらかわいいもんだけど、腕を掴んでる男が震えてる
その震えがあたしにまで伝わってくる
触られること自体気持ち悪いのに、さらに殺気で震えが伝わってくるのも気持ち悪い
『お前ら、離せよ!関係ないあたしを巻き込むな!』
腕を振り払った
「くそっ!覚えてろよ、桜庭(さくらば)!女、お前もだ!」
「全部さくさんに伝えてやる!」
負け犬のように吠えて去って行くヤツら…
弱っ!
まぁ、いいや…
さぁ、あたしも帰ろう
赤毛の横を通り過ぎ階段を降りようとした時に
「おい!」
呼び止められ、振り返って見たあたしを赤毛が見て驚いている
何、驚いてんの?
とりあえず、あたしに声をかけたのか…
『何?』
赤毛は、あたしの目をしっかり見て
「お前、これからあいつらに狙われんぞ」
はぁ?
『なんで?』
「あいつら刹鬼のやつらだから」
ん?今なんと?
『刹鬼?』
「あぁ…」
早く帰りたいのも事実なんだけど…
転校初日はさすがにこの学校の広さに嫌気が指した
広いな…なんで、こんな広いんだ?
歩いても門につかないし、いろんな奴が喋りかけてくるし、返事するのがめんどいから無視してるけど…
もう!!階段探そう!そして、下に行こう!!地下なんてないだろうし!
よし!
おっ!階段発見!!
は、いいんだけどもね…
階段の踊り場でケンカしてるよ…通れないよ、君たち…
しかも、6対1なのに、6人ボロ負けしてんじゃん!
なるほどね、1人の赤毛のやつはケンカの型がしっかりしているから強いのか…
対して、6人の方は…
なんともお粗末な動きだし、そりゃ負けるわ…
ケンカ評論家のように見ていたら、6人の内1人があたしに気づいた…
おっ!通してくれるのか!!
「おい!女がいるぞ!」
「あっ!ほんとだ!しかも、美人じゃん!」
ん?あれ?もしかして…これって…
「こんな子そうそういねぇよな!」
「あぁ、連れてこうぜ!!」
おい、1人相手に負けてたヤツらが何急に生きがってんだよ!
1人があたしの腕を掴んできた
『ちょっ!何?触んないで!』
チッ
気持ち悪いな…
「強気なのも美人だからだな!」
チッ!この野郎ども!
あたしが殴ろうとしたら
「おい、その女離せ!」
さっき、6人相手に余裕で勝っていた赤毛でウルフカットの男が言った
殺気がヤバいけど、あたしにとったらかわいいもんだけど、腕を掴んでる男が震えてる
その震えがあたしにまで伝わってくる
触られること自体気持ち悪いのに、さらに殺気で震えが伝わってくるのも気持ち悪い
『お前ら、離せよ!関係ないあたしを巻き込むな!』
腕を振り払った
「くそっ!覚えてろよ、桜庭(さくらば)!女、お前もだ!」
「全部さくさんに伝えてやる!」
負け犬のように吠えて去って行くヤツら…
弱っ!
まぁ、いいや…
さぁ、あたしも帰ろう
赤毛の横を通り過ぎ階段を降りようとした時に
「おい!」
呼び止められ、振り返って見たあたしを赤毛が見て驚いている
何、驚いてんの?
とりあえず、あたしに声をかけたのか…
『何?』
赤毛は、あたしの目をしっかり見て
「お前、これからあいつらに狙われんぞ」
はぁ?
『なんで?』
「あいつら刹鬼のやつらだから」
ん?今なんと?
『刹鬼?』
「あぁ…」