桜龍
――学祭当日
窓の外を見ると開催を待ちわびてる女子がたくさんいた
うわ…みんな気合い十分だなーと思った
あたしは女装組のやつらの着替えを完了させあたしも巫女服に着替え裏方のやつらの最終の手伝いをしていた
「紘!開門するよ!」
ナオの掛け声と共に外にいた客が校内に入ってきた
さてと、学祭の始まりだ
教室の外で割と顔のいい奴らが呼び込みを頑張ってくれているおかげか割と人が入ってきた
だか、ほとんどの人は白龍が目当てなのだろう
あたしのクラスは半分くらいが埋まっている状態だ…
この客の人数ならあたしが出なくてもいいだろうと思い裏方と料理を作っていた
指名制ということもあり、あたしに指名はなかった
『これで、売上1位とか無理でしょ?』
裏方の奴らに問いかけた
「このままならなー!」
だよね…
「紘ー!指名が入ったよー!」
ナオが呼びに来た
げっ!
「頑張ってね!いってらっしゃい!」
裏方のやつのエールを受け、仕方なく教室の隅に作ってもらった調理スペースから出た
指名を受けたテーブルへ向かう
『いらっしゃいませ!ご指名ありがとうございます!百合(ゆり)と申します!』
本名はどちらの性別でも行けるということで源氏名をモデル時代に使ってた名前を使用した
「うおー!かわいいー!」
「スタイルいいねー!」
「ねぇ、このあと暇?」
やっぱり男か…
『ご注文はお決まりですか?』
にっこりと営業スマイルを見せた
「百合ちゃんのオススメはなんですかー?」
茶化すように聞いてきやがって!
だが、我慢だ…
『当店のオススメはこちらのケーキセットですよー!』
「じゃあ、それをお願いー!」
はぁ、めんどくさいな…
『かしこまりましたー!』
注文を聞き伝えた
「すみませーん!」
近くにいた女性グループに声を掛けられた
チッ
『はーい!』
仕方ないのでここも営業スマイル
「えっ!かわいい…」
「ほんとだ…」
二人組の女性だ
『ご注文ですか?』
営業スマイルを見せると
「「かっわいいー!」」
そう言ってあたしの手を握った
「ねぇ、なんか決まり挨拶みたいなのとかあるの?」
決まり挨拶?
「さっき、そこの席でやってた挨拶やってよ!」
興奮気味に言われ若干嫌気が差したが仕方ない
『いらっしゃいませ!百合と申します!お姉さま方!』
にっこりと営業スマイルを見せた
「きゃー!お姉さま方だってー!」
「やばいー!同性に言われただけなのに萌えたー!」
これは、何気にヤバくないか…
その後何故か男性客も女性客もあたしの指名になってしまった
そのおかげかクラス内は大盛況
あたしは、忙しく注文を聞きながら話し相手もして慌ただしく働いていた
迫っている危険に気づけないほどに…
窓の外を見ると開催を待ちわびてる女子がたくさんいた
うわ…みんな気合い十分だなーと思った
あたしは女装組のやつらの着替えを完了させあたしも巫女服に着替え裏方のやつらの最終の手伝いをしていた
「紘!開門するよ!」
ナオの掛け声と共に外にいた客が校内に入ってきた
さてと、学祭の始まりだ
教室の外で割と顔のいい奴らが呼び込みを頑張ってくれているおかげか割と人が入ってきた
だか、ほとんどの人は白龍が目当てなのだろう
あたしのクラスは半分くらいが埋まっている状態だ…
この客の人数ならあたしが出なくてもいいだろうと思い裏方と料理を作っていた
指名制ということもあり、あたしに指名はなかった
『これで、売上1位とか無理でしょ?』
裏方の奴らに問いかけた
「このままならなー!」
だよね…
「紘ー!指名が入ったよー!」
ナオが呼びに来た
げっ!
「頑張ってね!いってらっしゃい!」
裏方のやつのエールを受け、仕方なく教室の隅に作ってもらった調理スペースから出た
指名を受けたテーブルへ向かう
『いらっしゃいませ!ご指名ありがとうございます!百合(ゆり)と申します!』
本名はどちらの性別でも行けるということで源氏名をモデル時代に使ってた名前を使用した
「うおー!かわいいー!」
「スタイルいいねー!」
「ねぇ、このあと暇?」
やっぱり男か…
『ご注文はお決まりですか?』
にっこりと営業スマイルを見せた
「百合ちゃんのオススメはなんですかー?」
茶化すように聞いてきやがって!
だが、我慢だ…
『当店のオススメはこちらのケーキセットですよー!』
「じゃあ、それをお願いー!」
はぁ、めんどくさいな…
『かしこまりましたー!』
注文を聞き伝えた
「すみませーん!」
近くにいた女性グループに声を掛けられた
チッ
『はーい!』
仕方ないのでここも営業スマイル
「えっ!かわいい…」
「ほんとだ…」
二人組の女性だ
『ご注文ですか?』
営業スマイルを見せると
「「かっわいいー!」」
そう言ってあたしの手を握った
「ねぇ、なんか決まり挨拶みたいなのとかあるの?」
決まり挨拶?
「さっき、そこの席でやってた挨拶やってよ!」
興奮気味に言われ若干嫌気が差したが仕方ない
『いらっしゃいませ!百合と申します!お姉さま方!』
にっこりと営業スマイルを見せた
「きゃー!お姉さま方だってー!」
「やばいー!同性に言われただけなのに萌えたー!」
これは、何気にヤバくないか…
その後何故か男性客も女性客もあたしの指名になってしまった
そのおかげかクラス内は大盛況
あたしは、忙しく注文を聞きながら話し相手もして慌ただしく働いていた
迫っている危険に気づけないほどに…