桜龍
奥へ行った涼
『面白かった!ねっ!』
魁人は、先の方を見ていた
『あっ!出口だ!』
「行くか…」
魁人が手を引いて向かってくれた
そっか、今まで手を握ってくれてたんだ…
『ねぇ、魁人』
振り返った魁人
『手を引いてくれてありがとう!』
今まで〖あたしが 〗引っ張っていく側だった
引っ張ってくれたのはあいつ以来だ…
手を離した魁人
ぽん
あたしの頭に魁人の手が優しく乗せられた
「いつでも、引いてやるよ」
そっか…
あたしは引く事が当たり前となっていて、引いてもらえる事がこんなにも心強いものなのだと忘れていたのだ…
そう言って魁人が出口の扉を引いた
眩しい…
目を細め出てすぐに
「おかえり!紘!」
花音がすぐに抱きついてきた
『ただいま!』
「どうだった?」
あー、花音飛び出してきたもんね…
『面白かったよー!特に最後の涼のゾンビ!もう大笑いしちゃったよー!』
花音の表情は…
「おもしろかったの?」
疑うような表情をしていた
晶や玲音の顔も
「ありえねぇ…」
「普通お化け屋敷を面白いなんて言うか…」
信じられないという顔をされた
『もしかして、2人とも怖かったの?』
あんなに面白かったのに!
「怖がってなんかねぇよ!」
晶がムキになって怒ってきた
「叫びながら出てきたくせに…」
花音がボソリと呟いた
「あ゙!何だと!」
花音の呟きに食ってかかった晶
『まぁまぁ!落ち着きなよ!』
一髪触発状態なので止めようと思って声をかけた
「ただいま!」
涼がゾンビメイクを落として戻ってきた
いつもの涼だ
「涼!テメー!ふざけんな!」
戻ってきた涼に今度は食ってかかった晶
こいつは、まったく…
『はいはい!やめなって!涼だってあたしらを楽しませる為にやってくれた事なんだから!』
晶は、ブチ切れしちゃっているので誰かが止めなきゃ涼が殴られそう
「楽しませる為じゃねぇよ!俺らの反応を見ておちょくってんだよ!」
『面白かった!ねっ!』
魁人は、先の方を見ていた
『あっ!出口だ!』
「行くか…」
魁人が手を引いて向かってくれた
そっか、今まで手を握ってくれてたんだ…
『ねぇ、魁人』
振り返った魁人
『手を引いてくれてありがとう!』
今まで〖あたしが 〗引っ張っていく側だった
引っ張ってくれたのはあいつ以来だ…
手を離した魁人
ぽん
あたしの頭に魁人の手が優しく乗せられた
「いつでも、引いてやるよ」
そっか…
あたしは引く事が当たり前となっていて、引いてもらえる事がこんなにも心強いものなのだと忘れていたのだ…
そう言って魁人が出口の扉を引いた
眩しい…
目を細め出てすぐに
「おかえり!紘!」
花音がすぐに抱きついてきた
『ただいま!』
「どうだった?」
あー、花音飛び出してきたもんね…
『面白かったよー!特に最後の涼のゾンビ!もう大笑いしちゃったよー!』
花音の表情は…
「おもしろかったの?」
疑うような表情をしていた
晶や玲音の顔も
「ありえねぇ…」
「普通お化け屋敷を面白いなんて言うか…」
信じられないという顔をされた
『もしかして、2人とも怖かったの?』
あんなに面白かったのに!
「怖がってなんかねぇよ!」
晶がムキになって怒ってきた
「叫びながら出てきたくせに…」
花音がボソリと呟いた
「あ゙!何だと!」
花音の呟きに食ってかかった晶
『まぁまぁ!落ち着きなよ!』
一髪触発状態なので止めようと思って声をかけた
「ただいま!」
涼がゾンビメイクを落として戻ってきた
いつもの涼だ
「涼!テメー!ふざけんな!」
戻ってきた涼に今度は食ってかかった晶
こいつは、まったく…
『はいはい!やめなって!涼だってあたしらを楽しませる為にやってくれた事なんだから!』
晶は、ブチ切れしちゃっているので誰かが止めなきゃ涼が殴られそう
「楽しませる為じゃねぇよ!俺らの反応を見ておちょくってんだよ!」