桜龍
この辺のはずなんだけどな…

歩みを緩めて周りを見渡した

笑い声が聞こえた

合ってる、この辺にいる

声が聞こえた方へ向かった

この曲がり角か…

壁に背を付け、気付かれないように曲がり角の方へ顔を向けた

「刹鬼の奴ら、マジで汚いっすよねー!」

「ここのトップが取れたら、俺らにも利益あるからなー!」

「どんな利益っすか?」

「俺らにとっては、都合の良いことだよ!」

「マジっすか!楽しみッスね!」

もしかして、白龍が疲れた時に襲撃する算段か…

汚いな…

すでに、刹鬼は武器も使ってるし、こいつらも鉄パイプやらを持っている

止めないと、白龍が…

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