桜龍
―数分後

周りには倒れ込む男達

『あれ?遊んであげてるのってあたし?』

リーダーと呼ばれる男に問う

「こ、この女!ふざけてやがる!」

近くにあった鉄パイプを拾い上げ

「舐めんじゃねぇぞ!このアマー!」

鉄パイプを振り上げ向かって来た

鉄パイプの使い方知らないのかな?

鉄パイプを受け止め腹に蹴りを入れた

『鉄パイプを、振り下ろすだけじゃあ、隙が出来ちゃうんだよ!』

「この女、何者なんだよ!」

悔しいよね…女に負けるなんて…

『ねぇ、女1人でってさっき、言ったの覚えてる?』

問いかけに何言ってんだ?と言う顔をされた

『あたしね、女1人でって言われるのがこの世で1番嫌いなんだよね…』

あたしが空を見上げた

『女1人に、男が負けた…この事実は、今のあなたが1番分かってるよね?』

リーダーと言われた男を見ると、悔しそうに顔を歪めた

『刹鬼の奴らと協力して白龍を潰そうしてたんだよね?』



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