桜龍

教室へ付いた

―ガラッ

「あっ！紘！」

『ナオ…』

ナオ1人が教室内にいた

『みんなは？』

なんで、居ないの？

「あ、えっとみんなさっきの戦いを見に行っちゃってねっ！」

見に行った？

じゃあ、どうして教室内のコスプレ喫茶のセットがないの？

ナオが焦ってる…

「紘…」

魁斗に、呼ばれ

『あっ！そうだ！帰ろうと思ってたんだ！』

「うん！今日は帰っていいってガッキーも言ってたし！」

ロッカーの中から、荷物を取り出した

『そうなんだ、着物は明日持ち帰るね！あたしの着てた衣装は洗濯して持ってくるね！』

スクールバッグの他にあたしの着ていた巫女服の入ったカバンも、持ってナオに言った

「あっ！紘に、渡したコスプレの衣装！あげるよ！持って来なくていいよ！」

はっ？

『いや、貰っても着ないしいらないよ…』

「まぁまぁ！いいじゃん！貰ってよ！」

貰ってよって…

『いらないよ…』

巫女服の他に浴衣ドレスもあるし、ナースにポリスも家に置いてある

前、選んだ時に押し付けられたのだ…

「いらなかったら、捨ててもいいよー！みんなどうせ着ないんだし！」

いや、そうなんだけど…

『わかった…』

もう、捨ててもいいならいいや…

「うん！また、明日ね！」

ナオに言われて

『うん、明日ね』

教室を後にした

不自然だ…