桜龍
3人組にそう言って立ち去ろうとしたら

「ねぇ!」

3人組の1人の彼女に呼び止められた

『何?』

なんか睨んでない?

「あなた、あたしの彼氏に手出てないよね?」

あー、やっぱり言われると思った

『出てないよー!じゃあね!』

早く去ろう…めんどくさい…

「紘さん!すみません!」

『いいよ!彼女大事にしなよ!』

3人組の1人に謝られナオと一緒にその場を去った

「大丈夫だった?」

心配そうに顔を見てきた

『うん、別に大丈夫、聞かれそうな雰囲気はあったし』

慣れてる…

特に回るところもなかったので教室で過ごす事にした

放課後になり魁斗が迎えに来た

『ナオ、明日ね』

「うん!」

ナオに告げて魁斗のバイクで倉庫まで連れて行ってもらった


いつも通り変わらない

でも、あたしが不安にならないように普通にしてくれてるんだろうな…

普通にしてるつもりなんだろうけど、少し緊張感がある

たぶん近いうちに決着をつけるつもりなんだろう…

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