桜龍
リビングには、居なかったから調理場かな?

調理場を覗いたらいた

『みなくん』

「おっ!ゆう、寝たか?」

みなくんは、何か作ってるのかな?

『うん、みなくんは、何してるの?』

「明日の仕込み!」

あぁ、なるほどね…

「風呂入って来いよ!その間に仕込み終わらせておくから、少し話そう!」

『わかった…』

話す内容を少し考えよう…

「まなねぇの部屋は2階の1番奥だ!好きに借りていいと思うぞ!今日はけいも手伝いで帰って来れねぇって連絡あったから」

けいちゃんは、まなねぇの手伝いもしてるのか…

『わかった、借りてくる!』

調理場から出てまなねぇの部屋へ入った

雑誌が積み上がってた…

編集者だもんね…あって、当然か…

デスクの上に積み重なってる雑誌が目に付いた

『これ…』

あたしが出てた雑誌だ…

何年前の雑誌なのに、読める状態で置いてあった

『この頃が1番複雑な時期だったな…』

今思い出してもめちゃくちゃめんどくさい時期だった

まぁ、いいや…

タンスから服を借りようと思って開けたら…

全て肩が出るような服だった…

目についたのは、大きめのパーカーだった

これでいいか…

これに、中にキャミソールのシャツを借りよう…

後は短パンを借りた

『下着は、さすがに…』

そう思って、タンスの所を開けてみたら

『え、何これ?』

サイズごとに入ってた

『借りてもいいかな?』

あたしが付けれるサイズの物があった…

まぁ、ダメなら後から怒られるよな…

いっか…

全て派手なものばかり…

その中でもまだ、色的にもマシな青の下着を借りた

お風呂へ入って考えたのは、もし、みなくんが聞いてきても全てを話すか悩んだ…

全てとなると、あたしと隼人のこと、あたしが総長だったことも話さないといけなくなる…

たっくんにも、全て話してないのに…

みなくんを信じてない訳じゃない…

『まだ、全てを話す勇気はあたしにはない…』

お風呂から、出て髪の毛を乾かした

リビングへ行ったらみなくんがビールを飲みながらテレビを見てた

「おっ!入ってきたか?」


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