桜龍
――ガラッ

中では涼以外がみんな寝てた…

『これは…』

「あ、おかえり、紘ちゃん!みんな潰れました!」

えっ!

「酒で勝負したんだよ、俺以外!そしたら、みんな潰れました!」

あらら、みんな寝ちゃってるよ…

周りを見ると空になった缶などが転がっていた

中には、一升瓶の空もいくつか転がっている

『そっか…涼は帰るの?』

涼に問えば

「とりあえずねー!どうせ、明日は学校休みだしみんな二日酔いだろうし、迎えとか必要だと思うしね!」

ん?学校?

あっ!そーいえば、金曜日だった…

『分かった』

曜日感覚なかった…

「紘ちゃんは、どうする?帰るなら送ってくよ」

悩んだけど

『ううん、涼が迎えに来るまでここにいるよ』

帰っても1人だしなぁと思い、残ることを決めた

「分かった、明日幹部全員が倉庫にいる予定だから会おうね!」

そっか…明日ね…

と、いうか今日だけどね…

もう日付も変わってるしね…

『分かった、でも、とりあえず、その幹部に会う前に、一旦家に帰ってお風呂と着替えたいから迎えに来たら送ってもらってもいい?近くまででいいから』

流石に制服のままはヤダし、お風呂にも入りたいし、着替えたい

「了解、全然いいよ!とりあえず、この酔い潰れを倉庫に置いてからでもいい?」

『うん、いいよ』

さすがに、全員に家は知られたくない…

「じゃあ、何かあったら電話してね!」

『うん、また後で』

ふぅ、やることもないので、とりあえず、ここの座敷を片付けようか…

ありがたいことにここは座敷だから人を移動させる必要がないから、動きやすい

寝転がっているみんなに気をつければいいだけ

このままでは、みんな風邪を引いてしまうかもしれないと思い、申し訳ないがもう一度住居スペースにお邪魔して人数分のかけるものを借りした

これでよし

さて、じゃあ、片付けよう

お皿や缶を片付けて調理スペースを借りてお皿などを洗った

全ての片付け終わったのでもう一度座敷へ戻り、電気を消した

ふぅ、これでいいか…

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