桜龍

悩んで冷蔵庫を見ていると、

｢何か作るのー？｣

ゆうくんが下から見てきたので、キュンとしながらも

『みんなにも、何か作ろうかな？って思うんだけど何がいいかな？』

きっと、サッパリしたものがいいよね

｢みなくんね、梅干しいつも食べてるよ！｣

ゆうくんの言葉を聞いて冷蔵庫を覗くと梅干しがあった

『じゃあ、みなくんたちの為に梅干しを使った料理を作ろうか！』

｢うん！｣

『ねぇ、魁斗。晶は、梅干し大丈夫？』

３人は大丈夫なのは、知ってるけど

｢あぁ、嫌いとは聞いてねぇ…｣

なら、大丈夫だね

とりあえず、梅干しを取り出しさっきパンケーキを作る時に見つけた素麺の乾麺を使ってさっぱりうどんでも作ろうかな？

『じゃあ、ゆうくん。お鍋にお湯を沸かしてくれる？』

｢はーい！｣

ゆうくんがお湯を沸かしてる間につゆを作ろう

｢手伝うことあるか？｣

魁斗が声をかけてくれた

『じゃあ、ゆうくんを見ててくれる？たぶん、危なくはないと思うけど心配だから』

｢わかった｣

魁斗なら、ゆうくんも嫌ってないみたいだからきっと怖がりはしないだろう

『お湯が湧いたら乾麺のうどんを入れて茹でてくれる？』

きっとうどんが茹で上がる時にはつゆも出来ているだろう

｢わかった｣

魁斗は、料理出来るかどうかはさておきうどんくらいなら茹でることはできるだろう

魁斗がゆうくんを見ていてくれるのを横目で確認しあたしは手早くつゆを作り始めた

｢よし！できたよ！｣

うどんが茹で上がったみたい

あたしも丁度つゆ作りが終わった

『ピッタリだね！』

お皿に盛り付けながらゆうくんを見るとＶサインを見せた

さて、みんなに持っていくか

『みんなの所に持って行こうか』

料理を、3人で持って座敷へ来た