桜龍
みんなダルそうに起きていた

こりゃ、二日酔いだわ

『おはよう』

「はよ…」

みなくんも二日酔いだわ…

『はい。これ、良かったら食べて!何も食べないのは良くないだろうし』

さっき3人で作ったさっぱりうどんを渡した

『勝手に冷蔵庫の中にあった材料使っちゃったけど、よかった?』

「あぁ、別に構わねぇよ…それより、これ、さんきゅーな…」

みなくん、けいちゃん、まなねぇ、晶は渡したうどんをスルスル食べていた

『そりゃ、あんだけ昨日飲めば二日酔いにもなるよ…』

呆れながらため息をついたあたしに

「紘に会えたからつい嬉しくて飲むスピード上げちまった」

てへっと晶以外笑ってる

いや、嬉しいけどさ、限度というものを考えようよ

「それより、ここ片付けたの紘だよな?ありがとな!」

あぁ、けいちゃんは部屋が片付いている事に気づいたのか…

『別にいいよ、その代わり勝手に調理場使っちゃったけど』

「逆に調理場なんて、いくらでも使ってくれればいいよ!」

わぉ、なんともみなくんらしい返事だ

4人とも食べ終わってお皿を持って洗いに行こうと思ったら

「そーいえば、紘」

みなくんに呼び止められた

『ん?』

なんだろう?

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