桜龍
聖さんと栞愛さんは、今のあたしの親でもあり、あの最低の産みの親の父親の方の弟が聖さんなのだ

あの家に軟禁状態で、逃げ出そうにも逃げ出せなくて困っていた時にちょうど家に来ていた2人と出会ったのだ

そこから、よく家に来てくれるようになりあたしの話し相手や遊び相手になってくれた

2人はとても愛し合っていたのだが子供が作れない体だった栞愛さん

そんな栞愛さんを愛している聖さん

あたしに「俺達の娘になってくれないか？」そう言ってくれた

その言葉にあたしはすぐに頷いた

そこからは、トントン拍子に話が進んだ

あの親にバレないよう戸籍を変更してもらい、あいつらには「聖さんの家で暮らす」とだけ伝えてある

聖さん、つまり今のあたしの父さんは、天龍会 龍崎組 組長だ

家によく遊びに来てくれてた時に、「自分の身は自分で守れた方がいい」って言って護身術という名のケンカを教えてもらった

本格的に教えてもらったのは娘になった時からだった

あたしが、繁華街でフラフラするようになったのは、あの親がまた大きな成功をしたからだった

血の繋がりだけの娘であるあたしに大きな期待を勝手にしてあたしが外に出ないように家に閉じ込めようとしていたが、それを聖さんが止めてくれていたのだが、あたしを取り戻そう毎日のように夜に来ている

だから、捕まらないように外へ出ているように言われ栞愛さんの知り合いのBarへ行ってるように言われていた。

もちろん、最終的には行くのだが慣れてしまったせいで行くまでにさまざまな場所に行くようになってしまったのだと隼人に伝えた

そしたら、「大変だな、お前って」そう笑われたのをよく覚えている

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