爆走姉貴ー星路の苦悩ー
「ありがとうパパ、ママ」
両親の拍手の中、誇らしげに笑う美月……。
今、気付いた………。
俺の家族は普通じゃねぇ――――っ!!
「星路、あたしに全てを差し出すなら、お前を親衛隊の幹部にしてもいいぞ?」
「こっちから願い下げだ!」
「何だ?反抗期か?」
「犯行期の美月に言われたくねぇ―よっ!」
美月がこの世に君臨するなら、俺は宇宙に逃げてやるからなっ!
絶対に従うもんかぁ!
リビングのソファの上にあるバッグをひったくる様に持ち、リビングを出る。
「あら?星ちゃん、もう学校に行くの?」
「行くよ!」
付き合ってられるか!
「あはは!馬鹿は勉学に勤しまなきゃならないもんね?まずは髪型から変えたら?」
「何回も言うけど、美月がやったんだろうがっ!」
くそ!
美月なんて…美月なんて……。
計画が失敗して捕まればいいんだ!
「不吉な事を口走るな―っ!」
「口走ってねぇよ!思っただけじゃないかぁ―っ!」
美月の悪魔め――!!
…再び蹴りをくらいながら、俺は逃げる様に学校へと向かった。
両親の拍手の中、誇らしげに笑う美月……。
今、気付いた………。
俺の家族は普通じゃねぇ――――っ!!
「星路、あたしに全てを差し出すなら、お前を親衛隊の幹部にしてもいいぞ?」
「こっちから願い下げだ!」
「何だ?反抗期か?」
「犯行期の美月に言われたくねぇ―よっ!」
美月がこの世に君臨するなら、俺は宇宙に逃げてやるからなっ!
絶対に従うもんかぁ!
リビングのソファの上にあるバッグをひったくる様に持ち、リビングを出る。
「あら?星ちゃん、もう学校に行くの?」
「行くよ!」
付き合ってられるか!
「あはは!馬鹿は勉学に勤しまなきゃならないもんね?まずは髪型から変えたら?」
「何回も言うけど、美月がやったんだろうがっ!」
くそ!
美月なんて…美月なんて……。
計画が失敗して捕まればいいんだ!
「不吉な事を口走るな―っ!」
「口走ってねぇよ!思っただけじゃないかぁ―っ!」
美月の悪魔め――!!
…再び蹴りをくらいながら、俺は逃げる様に学校へと向かった。