爆走姉貴ー星路の苦悩ー
長い髪を指先で弄びつつ、美月はかったるそうに、前髪の下から俺を睨み上げる。
寝起きらしい。
ミニのベビードールからは、美月自慢の脚線美が覗いている。
手術で手に入れた豊満なバストも。
「つ―か!何でベビードールなんか着てんだよ!」
「何で?似合うからに決まってんじゃん。かわいいだろ〜?」
美月は笑いながら、裾を指でつまんで一回転。
いや、似合ってるかもだけど…何か納得いかないのは俺だけか?
「あれ?星路パーマかけたのか?」
眉をひそめる俺に、美月は瞬きをする。
それから首を傾げ…。
「…大泉 洋か?」
「美月が今後ろからドライヤーあてたんだろうが!だから大泉になっちゃったんだろ?!」
せっかく整えたのに!
しかも大泉洋って何だよ!!
「人のせいにすんなよ。それって自分に余裕が無い証拠だよねぇ」
ぐああっ!
ムカつく!
美月にだけは言われたくねぇ――!
男のくせにベビードール着る奴なんかにぃっ!
「まぁ、大泉洋でもスチールウールでも何でもいいや。早く退け」
……スチールウール…ひでぇ…!
寝起きらしい。
ミニのベビードールからは、美月自慢の脚線美が覗いている。
手術で手に入れた豊満なバストも。
「つ―か!何でベビードールなんか着てんだよ!」
「何で?似合うからに決まってんじゃん。かわいいだろ〜?」
美月は笑いながら、裾を指でつまんで一回転。
いや、似合ってるかもだけど…何か納得いかないのは俺だけか?
「あれ?星路パーマかけたのか?」
眉をひそめる俺に、美月は瞬きをする。
それから首を傾げ…。
「…大泉 洋か?」
「美月が今後ろからドライヤーあてたんだろうが!だから大泉になっちゃったんだろ?!」
せっかく整えたのに!
しかも大泉洋って何だよ!!
「人のせいにすんなよ。それって自分に余裕が無い証拠だよねぇ」
ぐああっ!
ムカつく!
美月にだけは言われたくねぇ――!
男のくせにベビードール着る奴なんかにぃっ!
「まぁ、大泉洋でもスチールウールでも何でもいいや。早く退け」
……スチールウール…ひでぇ…!