爆走姉貴ー星路の苦悩ー
ひどい!
何てひどい女なんだ!
チンピラ様も被害者だ!
美月は加害者!
害を加えると書いて加害者!
美月がいると、やっぱろくな事にならねぇ――!!
思わず俺は、地面に倒れているチンピラ様に同情の眼差しを送る。
だが…………。
起き上がったチンピラ様は、何を考えたのか、美月に向かい頭を下げてる!
「すいませんでした!姉さん」
姉さんっ?!
「よしよし、わかったならいいぞ」
偉そうな美月。
「お金も、毎月姉さんの口座に振込みます」
「……!!」
金っ?!
「何考えてんだよ!美月!」
「何って、寄付だよ」
「恐喝って言うんだよ!それは!」
寄付ってのは、そんな自己利益を求める黒いもんじゃねぇだろ?!
「はぁ?恐喝?馬鹿じゃね?あたしの美を保つ為の善意ある寄付だよ。ほら、あたしは世界遺産だから」
世界遺産?!
どこをどういじれば、そんな世界規模に発展するんだよ!
悪魔の遺物の間違いじゃないのか?!
有り得ねぇ!
マジで有り得ねぇ!この女!
.
何てひどい女なんだ!
チンピラ様も被害者だ!
美月は加害者!
害を加えると書いて加害者!
美月がいると、やっぱろくな事にならねぇ――!!
思わず俺は、地面に倒れているチンピラ様に同情の眼差しを送る。
だが…………。
起き上がったチンピラ様は、何を考えたのか、美月に向かい頭を下げてる!
「すいませんでした!姉さん」
姉さんっ?!
「よしよし、わかったならいいぞ」
偉そうな美月。
「お金も、毎月姉さんの口座に振込みます」
「……!!」
金っ?!
「何考えてんだよ!美月!」
「何って、寄付だよ」
「恐喝って言うんだよ!それは!」
寄付ってのは、そんな自己利益を求める黒いもんじゃねぇだろ?!
「はぁ?恐喝?馬鹿じゃね?あたしの美を保つ為の善意ある寄付だよ。ほら、あたしは世界遺産だから」
世界遺産?!
どこをどういじれば、そんな世界規模に発展するんだよ!
悪魔の遺物の間違いじゃないのか?!
有り得ねぇ!
マジで有り得ねぇ!この女!
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