永遠の約束
プロローグ
いつも通り仕事が終わり、自分のアパートにたどり着く。
部屋に上がる前に、郵便受けを確認。
今日もまた、たくさんのチラシやDM。
リビングのテーブルに置き、一応は確認してからゴミ箱へ。
ほとんどがゴミ箱行きの中、1通だけ手に残った封筒。
白い大きな封筒は、ゴールドのシールで封がしてあり、見ただけでおめでたいものだと分かる。
だけど。
名前を確認すると、素直にお祝いする気がおきない。
だって。
新郎の『田辺誠(タナベ マコト)』は3年前は私の彼氏で、新婦の『平井雪菜(ヒライ ユキナ)』は私の親友だった人だもん。
しかも。
私が勤めているスターツホテルで挙式と披露宴なんて、バカにするのはやめて欲しい。
私は乱暴に封を開いて、中から返信用のハガキを取り出すと、素早く『中村美羽(ナカムラ ミユ)』と自分の名前と住所を書いて、"欠席"に⚪をつけた。
さすがに、「おめでとう」とは書けない。
翌日、出勤途中にそのハガキをポストへと投函した。
部屋に上がる前に、郵便受けを確認。
今日もまた、たくさんのチラシやDM。
リビングのテーブルに置き、一応は確認してからゴミ箱へ。
ほとんどがゴミ箱行きの中、1通だけ手に残った封筒。
白い大きな封筒は、ゴールドのシールで封がしてあり、見ただけでおめでたいものだと分かる。
だけど。
名前を確認すると、素直にお祝いする気がおきない。
だって。
新郎の『田辺誠(タナベ マコト)』は3年前は私の彼氏で、新婦の『平井雪菜(ヒライ ユキナ)』は私の親友だった人だもん。
しかも。
私が勤めているスターツホテルで挙式と披露宴なんて、バカにするのはやめて欲しい。
私は乱暴に封を開いて、中から返信用のハガキを取り出すと、素早く『中村美羽(ナカムラ ミユ)』と自分の名前と住所を書いて、"欠席"に⚪をつけた。
さすがに、「おめでとう」とは書けない。
翌日、出勤途中にそのハガキをポストへと投函した。
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