永遠の約束
散歩から戻ると誠と雪菜の姿はなく、代わりに『まだ終電に間に合うから帰ります。 雪菜』と書かれたメモがあった。

2人でそのメモを見ているときに淳史にラインが入り、それは誠からで、
『雪菜はちゃんと送ったよ』
と書いてあった。

………ここで、淳史と2人きりはマズイ。

そう思いアパートに帰ろうとしたけど、淳史に止められた。
『こんな時間に、女1人は危ないから』と。

そうして、淳史と一夜を過ごすことに…

お互い、酔いもあったのだろう。彼と一線を越えてしまった。


淳史はどう思ったか分からないけど、好きな人に初めてを捧げられたこと、私は後悔していない。
逆に嬉しかった。

しかし、雪菜と会うことを考えと怖くなった。
だって私、親友の彼氏とエッチしちゃったんだもん。



すぐに夏休みに入ったことと、ぼちぼち就活に入ることもあり、雪菜と会うことを避けることが出来た。
もちろん、淳史や誠とも会わない。
あの後、すぐに淳史からラインが来た。

『美羽を抱いたこと、俺は後悔していない。
いい加減な気持ちじゃないから』

そんなこと言われても、どう返事をしていいか分からない。結局、"既読"をつけたまま、時間だけが過ぎた。










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