永遠の約束
誠から、『2人で会えないか?』とラインが来たのは、3人と会わなくなって3ヶ月近くが経つころ。
誠と2人ならいいかと、すぐにラインを返して日時を合わせた。

そして、待ち合わせの当日。
誠と一緒に、サークルでよく利用する居酒屋の暖簾をくぐった。
いつもの大部屋とは違う個室に案内される。

誠は生ビール、私はカシスオレンジ。
食べ物は、2人の好きなものをオーダーして乾杯をした。

話題は授業の課題や就活のこと。
私は事務職、誠は食品関係の仕事に就きたいと考えている。
ちなみに雪菜も事務職、淳史はサービス業を希望しているらしい。

「それでさ、美羽。今日の本題なんだけど…」

突然、誠が姿勢を正して私を見た。

思わず私も姿勢を直して、彼を見つめた。

「俺、美羽のことが好きなんだ。付き合って欲しい」 

真剣な表情で告白してくれた彼。

今まで、一緒の時間を過ごしてきて、彼のことは嫌いじゃない。
仲間として、好意を持っている。

「よろしくお願いします」

いろいろ考えて、私は彼に返事をした。


















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