男気スイッチ
『偶然 会社に来る途中恵子を見つけて、今プータローしてるらしいから連れてきたの。』 連れて来たって、まぁ悪い訳ではないが、会社は仕事をする場所である。遊びで出入りされては迷惑だ。 『そういうことなら恵子は黒団のバイトをやりたくて、ここにきたんだね』『いいえ、違うわ ミーティングのあと舞とお茶をするからちょうど暇してるしついてきただけだから。じゃお昼に待ち合わせね。』 『 いいの?バイト探してたんでしょ?』 舞の言葉に無言で頷き、『また後でね』 と言ってミーティングルームを出て行ってしまった。