男気スイッチ
隼人はビールの入ったジョッキを持ち、軽くジョッキを傾け、乾杯の合図を送る。 ななみは一口カクテルを口にすると、『おいしい』と一言。それから膝の上に置いたナプキンで、隼人のジョッキについた泡の飲み口を丁寧にふいた。 『今日はお仕事だったんですか』 『うん、そうだよ 今日は残業で遅くなってね』 『大変でしたね。お疲れ様です。』 『今日はななの笑顔をみて元気を分けてもらおうと思ってきたんだよ、ななの笑顔は元気の元だからね。』 『そういってもらえると本当に嬉しいです』ななみは本気度30%増の笑顔で隼人の期待に答えた。
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