ブレイド・オン
一方船上では…



雷斗の所と変わらず敵がいない事に皆戸惑い始めていた


「これはどういう事だ?」
姫華は薫に聞いた


「ヒメ、敵はどこかに隠れてる可能性が高い。皆に指示しなければ!」

さすが側近と言える
常にヒメを見ながらも周りのことをよく考えている


「そーだな!ありがと、薫ちゃん!」

そう言い姫華は皆のいるバルコニーの前に立った


「諸君!皆も思っているかもしれないが敵が今の時点ではいない!」

周りがザワザワし始めた
けど姫華は気にせず…



「だが!奴が侵入してこなきゃ本部のサイレンはならないはずだ!奴の数も分かっている!なのに奴が襲ってこないというのはおかしい!!どこかに隠れているはずだ!いつでも戦えるように、常に周りに気を配るのだ!!」


その言葉に皆は「「「はい!」」」と言ってくれた





「薫ちゃん!言ったぞ!」
そう言ってヒメは薫の元へ行った

「立派なお言葉でしたよ、ヒメ」

「えへへ〜」






そう、笑い合っていた
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