手紙とノートと桜の記憶
プロローグ
きっかけ


『一倉奏様へ
 お元気ですか。私は野々瀬望というものです。きっと分からないと思うので短く説明すると私は貴女の彼氏でした。高校生のときですし、記憶は全て消えていると伺っているのでピンとは来ないかと思いますがその様な者です。
 さて、本題に移らせていただきますと、貴女の親友の結婚式にご参列いただきたいというお願いなのですが、できる限り来ていただきたいという考えでおります。
どうか御返事よろしくお願いします。
               野々瀬』
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