手紙とノートと桜の記憶

きっかけ




「緊張する」
「そんなに緊張しなくてもすぐ終わるよ。大丈夫だって」
心結の言った通りすぐに入学式は終わった。
教室に戻ると先生が話していた。
「今から、学級委員を決めますが立候補者はいますか?」
誰かは居るだろうと思っていたがひとりも手をあげる人はおらず。
先生が続けて推薦についてを聞いたがそれもいなかった。
「もう仕方ないのでくじ引きで決めます。すぐに作るので待っていてください」
先生が作り終わると男女別にくじを引き、席についてから一斉に開いた。
『当たり』
「当たりの人が学級委員です」
終わった。
その瞬間、私はそう思った。
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