元姫
「俺もだよ、みー」
要の後ろから陽が言った。
「俺にとっても守りたいと思うのはみーだけだ。あの時は仕方なく誓いをたてるフリをしたけど」
陽…。
「皆もそうだよなー?」
要が皆に聞く。
私は気になって後ろを向いた。
皆それが当たり前というような、まっすぐな瞳だった。
皆まで…。
「ありがとう…」
泣きそう。
泣かないように皆に背を向け下を向いた。
「泣いてんのー?」
ニヤニヤきいてくる、下っ端の光。
「な、泣いてないっ!」
私はすぐ涙を拭き、スーパーに向かって再び歩き出した。
要の後ろから陽が言った。
「俺にとっても守りたいと思うのはみーだけだ。あの時は仕方なく誓いをたてるフリをしたけど」
陽…。
「皆もそうだよなー?」
要が皆に聞く。
私は気になって後ろを向いた。
皆それが当たり前というような、まっすぐな瞳だった。
皆まで…。
「ありがとう…」
泣きそう。
泣かないように皆に背を向け下を向いた。
「泣いてんのー?」
ニヤニヤきいてくる、下っ端の光。
「な、泣いてないっ!」
私はすぐ涙を拭き、スーパーに向かって再び歩き出した。