元姫
「その時間は車通りが少なかったけど、たまたま散歩してた人が救急車を呼んでくれた」
何も言葉が出ない。
お父さん…。
にぃも何も言えないのか俯いていた。
それ以上お母さんは何も言わなかった。
私達も何も言えなかった。
何時間経ったかわからない。
「あなたたち、もう帰りなさい。こんな時間だし」
病室にある時計を見るともう19時を過ぎていた。
「お、お母さん…は…?」
お母さんはどうするの?
「私はもう少しここにいるわ」
「わかった…。母さんも休んでよ。みぃ行こ?」
にぃはお母さんの気持ちがわかったのかな。
私も、何も言わず部屋を出ようとしたら…。
「美衣、紘…。ちゃんとご飯食べるのよ…」
お母さん…。
「お母さんも…ね」
「じゃ行くよ」
と言って2人で病室を出た。
ドアを閉めるとお母さんの泣き声が聞こえた。
何も言葉が出ない。
お父さん…。
にぃも何も言えないのか俯いていた。
それ以上お母さんは何も言わなかった。
私達も何も言えなかった。
何時間経ったかわからない。
「あなたたち、もう帰りなさい。こんな時間だし」
病室にある時計を見るともう19時を過ぎていた。
「お、お母さん…は…?」
お母さんはどうするの?
「私はもう少しここにいるわ」
「わかった…。母さんも休んでよ。みぃ行こ?」
にぃはお母さんの気持ちがわかったのかな。
私も、何も言わず部屋を出ようとしたら…。
「美衣、紘…。ちゃんとご飯食べるのよ…」
お母さん…。
「お母さんも…ね」
「じゃ行くよ」
と言って2人で病室を出た。
ドアを閉めるとお母さんの泣き声が聞こえた。