元姫

崩壊寸前

パッと目が覚めるともう太陽がだいぶ上にあった。
今何時?
ベッドの横にある時計を見ると…。

「11時…」
見間違いかと思い目をこすってみたけど変わらない。

寝過ぎちゃったな。
さっさと用意して学校に行かなきゃ。

とりあえず体を起こし制服に着替えた。
まだ眠たいな。

ある程度着替えてリビングに向かった。
流石にお腹空いた。

冷蔵庫の中になにかあるかと探そうとすると、冷蔵庫の扉になにか貼ってある。
「“サンドイッチ作ったから食べなよ、兄より”」

にぃ、ありがとう…。
後でありがとうってメールを入れておこう。

中からサンドイッチを出して食べながら用意する。

10分くらいして準備が出来たので、向かいながらように連絡することにした。
携帯を開けると…。

「50件!?」
陽と徹と真人から50件も連絡が来ていた。

や、やばい…。
丁度電話しようとしたら陽からかかってきた。

「も、もしもし」
「……」

な、何も言わない。
これはかなり怒ってらっしゃる。

「ば…」
ば…?

「バカ!心配させんなよ」
「ご、ごめんね…。今まで寝てて…」
すごく怒ってる…。
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