訪問者数1万人突破記念!①最後の恋愛 番外 高校生大麦編
い、今のうちだ!!!

俺はスッくと立ち上がりトイレへ逃げようと・・・

「どこ行くの?」

背後にかけられた声に、俺はぎくりとして足をとめた。

「え、と、トイレ、だけど。」

「隼人くん、何か変だよ?」

変、にもなるだろ。

ただでさえ常にあらぬ妄想が脳内を駆け巡ってるってのに、夏になると薄着になって妄想に拍車がかかる。

昨日、セックスしたってのに

本当に俺、健康体だな!

って、そういう問題じゃなくてだな!

バレる・・と困るだろ、お互いに!

「隼人くん?」

すごむみたいに可愛く言う、その声に、俺は困惑した。

ソファーがない、俺の下半身はジャージ越しにでもはっきりと分かるくらいに

・・・ヤバイことになってる。

「隼人くん、こっち向いて?」

ダメだ・・・

俺は、意を決して、振り返った。

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