訪問者数1万人突破記念!①最後の恋愛 番外 高校生大麦編
もしかしたら、さやかも俺のことを好きだったりしないだろうか。

俺がさやかに淡くない恋心を抱いているって、知っていてもおかしくない。

ずっと

もう1年越しに片思いしてるんだから。

俺は顔を伏せたまま、さやかを上目遣いに見遣った。

「どう・・・」

したのって言葉を飲み込んで、口元を手で隠した。

俺の元気な野獣が目に入ったのは、言うまでもない。

「ごめん。」

って、そう言って俺はつられて紅くなった。

かわいい、さやか。

耳まで真っ赤じゃん。

つか、ほんとに親父とやることやってんのか?

処女じゃないのか?

処女・・・だったら・・・

「さやか・・・」

俺は囁いて、さやかの柔らかそうな頬に手を伸ばした。
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