こじれた恋の終わらせ方
「いや、結婚はいいんだよ?真尋ももう28だし?大人だし?でもさぁ~やっぱりさ~」
段々酔っぱらってきたのか、水野の話は同じところをグルグルしている。
「旦那は?どんな人なのよ?」
「・・・いいやつ。」
「良かったじゃん。」
「まぁな。・・・・でもさぁ~」
呼び出されてかれこれ2時間以上。
周りは、一人でお酒を楽しむ大人か、甘い雰囲気が漂うカップルばかり。
何で私はこんなところで、シスコン男の愚痴を聞かないといけないのか・・・。
こんなことしてる場合じゃないのに・・・。
思わずため息が漏れた。
「ん?どーした?お前も悩み事か?」
そう問われて水野の方を見た。
少し赤みのさした顔は、決してみっともない酔っ払いなんかじゃない。
むしろ、いつもより少し無防備で色気すら漂っている。
「別に・・・」
正直に打ち明けられるはずもなく、適当にごまかそうとすると、ほっぺをつんつんとされた。
「また、そんなこと言って。お前ってさ、マジで悩んでるときほど隠そうとするよな。
どうでもいいことはベラベラしゃべるくせに。」
その言葉に、ぎゅっと胸が締め付けられる。
そんな、私のこと理解しているようなことを言うのは辞めてほしい。
もういい加減、この思いに終止符を打たなければいけないと思っているのに。
段々酔っぱらってきたのか、水野の話は同じところをグルグルしている。
「旦那は?どんな人なのよ?」
「・・・いいやつ。」
「良かったじゃん。」
「まぁな。・・・・でもさぁ~」
呼び出されてかれこれ2時間以上。
周りは、一人でお酒を楽しむ大人か、甘い雰囲気が漂うカップルばかり。
何で私はこんなところで、シスコン男の愚痴を聞かないといけないのか・・・。
こんなことしてる場合じゃないのに・・・。
思わずため息が漏れた。
「ん?どーした?お前も悩み事か?」
そう問われて水野の方を見た。
少し赤みのさした顔は、決してみっともない酔っ払いなんかじゃない。
むしろ、いつもより少し無防備で色気すら漂っている。
「別に・・・」
正直に打ち明けられるはずもなく、適当にごまかそうとすると、ほっぺをつんつんとされた。
「また、そんなこと言って。お前ってさ、マジで悩んでるときほど隠そうとするよな。
どうでもいいことはベラベラしゃべるくせに。」
その言葉に、ぎゅっと胸が締め付けられる。
そんな、私のこと理解しているようなことを言うのは辞めてほしい。
もういい加減、この思いに終止符を打たなければいけないと思っているのに。