こじれた恋の終わらせ方
「すごい・・・」
何にもわからない私は、ただ水野について行った。
そういうホテルに移動するのかと思ったけど、そんなことはなく、飲んでいたバーのホテルの一室についた。
正面は大きな窓。高層だとわかる街の夜景。
広い部屋には大きなソファーやテレビがある。
「ねぇ、この部屋一泊いくら・・」
思わず振り返って尋ねようとすると、水野にキスで遮られる。
「そんなこと聞くな。」
今までにないくらいに至近距離でささやかれ、私は無言で頷いた。
「いい子だな。」
そう言われて、またキスをされる。
ファーストキスではないけれど、経験の浅さと、前にしてから時間がたちすぎているせいで、どうすることもできずに固まる私。
「九条、今なら引き返せる。」
真剣な目で見つめられる。
私は首を横に振った。
かわりに水野の服をギュッと握って、自分から唇を重ねた。
その行為は、水野の何かスイッチを押してしまったようだった。
さっきより深くなるキスに自分とは思えない声が漏れる。
水野は私をベットに優しく横たえると、耳元でささやいた。
「麗華、愛してるよ。」
その言葉に、涙が出た。
「マジだからな?信じろよ?」
そう言われて頷いた。
わかってるよ。
勘違いしたりしない。それが水野の優しさだって。
酔った勢いで体を重ねるなんて、私らしくないと思ったんでしょ?
だから、気を使ってそんなこと言ってくれたんだよね?
ありがとう。
その優しさに甘えて、今夜だけ、あなたの彼女でいさせてください。
何にもわからない私は、ただ水野について行った。
そういうホテルに移動するのかと思ったけど、そんなことはなく、飲んでいたバーのホテルの一室についた。
正面は大きな窓。高層だとわかる街の夜景。
広い部屋には大きなソファーやテレビがある。
「ねぇ、この部屋一泊いくら・・」
思わず振り返って尋ねようとすると、水野にキスで遮られる。
「そんなこと聞くな。」
今までにないくらいに至近距離でささやかれ、私は無言で頷いた。
「いい子だな。」
そう言われて、またキスをされる。
ファーストキスではないけれど、経験の浅さと、前にしてから時間がたちすぎているせいで、どうすることもできずに固まる私。
「九条、今なら引き返せる。」
真剣な目で見つめられる。
私は首を横に振った。
かわりに水野の服をギュッと握って、自分から唇を重ねた。
その行為は、水野の何かスイッチを押してしまったようだった。
さっきより深くなるキスに自分とは思えない声が漏れる。
水野は私をベットに優しく横たえると、耳元でささやいた。
「麗華、愛してるよ。」
その言葉に、涙が出た。
「マジだからな?信じろよ?」
そう言われて頷いた。
わかってるよ。
勘違いしたりしない。それが水野の優しさだって。
酔った勢いで体を重ねるなんて、私らしくないと思ったんでしょ?
だから、気を使ってそんなこと言ってくれたんだよね?
ありがとう。
その優しさに甘えて、今夜だけ、あなたの彼女でいさせてください。