3つの男子(だんご)
お昼になり芽依にも一通りの事を話した。

「翔には言ったの?」
と芽依が私に聞いた。

「一応手紙は書いたよ。」
と私は言った。

✴︎翔へ✴︎

今日の朝ね、3年の先輩に呼ばれたの。
一緒に帰ってるとこ見てたらしくて
3年の前でうろちょろしないでって言われたの。
だから
今日は公園で待ち合わせしようよ。

✴︎さくらより✴︎

「手紙、渡さなきゃいけないじゃん。」
と2人に言われて廊下でオドついていると

2組から彩美が出て来た。
「朝、先輩に呼び出しくらってたけど大丈夫?当分あたしが手紙の渡し役になろうか?
あの先輩達怖いっで有名だからね。」
と言ってくれた。

「彩美、ありがとう。」
と私は言い彩美に手紙を渡した。

彩美は直ぐに翔に手紙を渡してくれた。

翔は廊下の私をみて大きく丸を作ってくれた。

「さくら、ほんとに3年でも有名みたいだから気を付けてね。
姉ちゃんも心配してたから。」
とレイが私に言った。
< 23 / 48 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop