3つの男子(だんご)
次の日芽依と久しぶりに待ち合わせをしてね学校に向かった。

「芽依、おはよう。
昨日の夜なんか男の先輩2人から電話きて
両方ね[友達になってください]って感じだからやんわり断わったよ。」

と私は芽依に報告した。

「なんて名前の先輩だった?」
と心配そうに芽依が私に聞いた。

「うちのクラスに弟がいる真山先輩とあと野球部の先輩だよ!
両方3年生だよ。」
と私は答えた。

席に着き準備をしてると部活を終えた吉山が帰ってきた。
吉山は私を見るなり

「ごめん。山川。
オレ波山さんの話あんまり本気と思って聞いてなかったら
昨日、4組の弟の学年簿見て山川ん家に電話掛けたんだって?!大丈夫だった?!」

と言って吉山は頭を下げている。

「吉山。大丈夫だったけど[友達になって欲しい]って言われた。
波山先輩ってどんな人??」
と私は吉山に聞いた。

「波山さんはアイドルオタクだけど野球は上手い先輩だよ。波山さんからなんか言われたらオレに一応言って。」
と吉山が言った時レイが机に座った。

「さくら、波山さんから電話きたんだって!あとは真山さんからも両方なんかねぇちゃんに相談してたよ。」
と落ち着いた口調でレイが話し始めた。
「波山さんのことはこいつから聞いた見たいね。真山さんは文化祭でやる美少年コンテスト2年連続1位。
スポーツ万能。すごい人に目をつけられたね!」
と言ったところで準備が終わった芽依が私の方に来た。

「噂をすれば波山さんだ。」
と芽依がドアを見ながら言った。

「なんで波山さんってわかるの?」
って私が芽依に聞くと

「一年の波山さ、私と幼馴染なわけ。だから兄貴も少しは知ってるの。
吉山、さくらはまだ波山さんの顔知らないから上手くあと、五分潰してきて!」
と芽依が吉山の背中を押した。

「波山さんどうしたんですか!
レイジの教室隣ですよ。
しかももう直ぐチャイムが鳴りますよ。」
と吉山が話してくれている。

「俺はレイジには用はない。
さくらちゃんに用があるんだよ、吉山。
なっ!呼んできてくれよ。」
と話していると後ろから担任が入って来た。

三年生になぜかうちのクラスの担任は怖がられてたので波山先輩はクラスに戻って行った。
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