届けよ この思い

変わらない朝と過去

ジリリリリリリ ジリリリリリリ

ガッ!!

「あぁーー、ねみぃーーーなぁーー」
あぁまじ疲れる
今日は高校の入学式
今の時間は…8時15分・・・?!
「ヤバッ!!!!」
間に合わなくねぇ、
ピンポーン
「悠斗ーー遅刻するぞーー何分待たせんだー?」

・・・あー、迅風か・・・いやいやまずいわ
「ごめん!あと二分まて」
「は?!めんどい」
2分後
「よし行くぞ」
「はやっ!お前は相変わらず時間は守るのな」
「なんで俺がお前を待たせんだよ、いつもは逆なのに」
「そりゃそーだけどな?珍しく来てやったっていうのに」
「そりゃどーも。明日は吹雪かなー」
「一言多いぞ。バカ悠斗」
「はいはい」
迅風とはもう13年間も一緒にいる。
幼稚園の頃から一緒にいて、今まで変わらず遊んだり喧嘩したり
でもコイツだけ
迅風だけは信じられる
・・・コイツ以外だれも信じねぇ
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