中学校と吹奏楽部と
 それにしても、私は邪魔者だよな…
「あのー…」
「なんだ?」
 沙織ちゃんが返事を返してくれた。
「私…ここ避けますか?」
 …言ってしまった!
 そのとき、私は頭に痛みを感じた。
「はるかっ」
 …ひとみちゃん。私の右の右。つまり、神くんの隣。
「後輩」
 次にいろいろな感情のこもった声で神くんが私を呼んだ。
 またもや、頭に痛みが。
 神くんだ。
 そして、また痛みを感じると、沙織ちゃんだった。
 すると、神くんが沙織ちゃんに攻撃しはじめた。
 その後、神くんと沙織ちゃんはずっとじゃれあっていた。…私を巻き込みながら。
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