中学校と吹奏楽部と
「…実はね、神くん…」


国語で百人一首をしているときだった。
神くんは、誰かの座っている椅子を蹴ったらしい。
それだけで、先生は“いじめ”と判断し、神くんを罰した。
罰の内容は、学校祭に出させない。というものだった。
でも、神くんは出たい、と言い、前日祭──今日──までに反省文を書けば出しても良いことになったらしい。


「……」
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